SHINOBI

甲賀忍法帖(山田風太郎)」が原作で、妖かしの力を持った忍者同士を闘わせるという内容。普段ハリウッド大作のCGを見慣れた身にとっては、駿府城下町等はチープな印象が拭えません。(^^;
「忍」とは「武器」であり、闘わぬことは生きる意味を成さない、という信念から次々と無益に(価値観の違いでしょうが)死んで行くストーリーは、「戦争はいかん」という印象を想起させました。ただ、超絶系がお好みな('フォース'とか^^;)私としては、彼らの'術'については面白かったです。結末は観てのお楽しみ、ですが、前半の茫漠とした無力感は払拭される面があります。ま、内容的には薄いので、あまりオススメはしません。^^;
さて、タイトル'SHINOBI'ですが、副題として'HEART UNDER THE BLADE'とありました。「忍」という漢字を分解するとそうなります。ところで「忍ぶ」を三省堂Web辞書で引くと、「我慢する、こっそり何かをする」という意味でした。我慢するとココロにヤイバが乗る? コミュニケーションでは、相手が忍ぶ様な状況を作り出さないことが大事かもしれません。