カケラ

「カケラ」という映画を観てきたのだが、理系な自分を痛感した。次の記事によると、

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100402/tnr1004021743012-n1.htm

アイデンティティーを探し求める若者を描く」というテーマだったようで、そう云われれば解らなくもない。ストーリー全般を通して、主題が明確に伝わってくる、という印象では無く(おそらくそこを「感じ取れない」のが自分が理系だと痛感する点)、散りばめられたテーマを「少しずつ少しずつバウムクーヘンのロールを剥がしていくように味わいなさい」という気がしてきた(まさに今^^;)。

文学作品からこういうモノを感じ取り、それをコトバに乗せていく、そういうセンスを磨いていけば文系的センスが分かってくるのかもしれない、と思ったわけで。従って、こういう映画をもっと観よう!と思った次第。(って、こういう要素分解的な発想そのものが理系な気もして、ちょっと暗い気持ち^^;)

ところで、この映画の監督の安藤モモ子さんは、奥田瑛二安藤和津の娘さんだそうな。