チーズはどこへ消えた?/人生の贈り物-あなたの探し物は何ですか?

チーズはどこへ消えた?
人生の贈り物-あなたの探し物は何ですか?
いずれもスペンサー・ジョンソンの物語風示唆本。アレックス・ロビラ「Good Luck」に近い作りと云えましょうか。「チーズは…」については、「自己変革の必要性を説いた」という書評があります。基本的にはGood Luckと同じようなことを説いていて、こちらは、閉塞を感じたら積極的に活動せよ、熟考して行動せよ、人事を尽くして天命を待て、というようなところかと。よくまとまっていて薄い(早く読める)本ですから、繰り返し読んで意識に刷り込むのが得策っぽいです。登場人物が4名出てきて、それぞれが異なったタイプのキャラクターですから、本にも書いてあるように「自分はどのキャラ?」ということを後で考えてみると面白いでしょう。
「人生の…」方は更に薄いっ! 本そのものの厚みは、さほど変わらないのですが、酷いのは空白が多いこと。まるで詩集を購入したような白さです。こちらは、「今を大切に生きる」ことの重要性を説いています。過去に拘り過ぎず、未来を心配し過ぎないように。過去からは教訓を得て、未来には準備を怠りなく。ロビラは未来に対する準備の重要性を「Good Luck」で説きました。ここでは、過去から得られる教訓も活かすことに言及しています。
いずれも薄い本で、しかも後者は10分くらいで全部読めた(^^;)ので、買ったのがBOOK OFFの100円で良かった、としみじみ思いました。