マインド

以前受講したコーチングのセミナーで印象に残った点として、「マインド」があります。昨今、コーチングが流行っていますが、スキル中心になりがちだと。コミュニケーションやファシリテーションにしてもそうですが、スキル中心にすると人は「いやらしく」感じることが多いのではないかと思っています。

例えば、コミュニケーションスキルを身に着けたとして、それを使って仕事仲間と上手くやれたとしても、心底一緒にやって楽しかった、と思えなければ虚しいだけです(少なくとも私はそう思います)。ところが、一緒にやっていこう、という「気持ち」があり、その上で誤解を減らすためにスキルを使うことは、より良き関係を目指すことが出来ると思います。仲が良いと思っていた友達でも、つまらない一言から関係を壊してしまうことがありますから(関係は変化していきますから、相手の状態を鑑みた上で接する必要があります)。
コーチングの話に戻りますが、コーチ・マインドという表現を使っていました。つまりコーチ側に「あなたの前向きな気持ちを大事にして一緒に考えよう・気づこう」という気持ちが重要、だと思います。スキルに走ると「私がこの人を何とかしてあげよう」という驕った考えに至る可能性がありそうです。
セミナーでは演習の相手をしてくださった事務局の方(私よりも深くコーチングを学んでいらっしゃる方です)から「あなたにはコーチ・マインドがありますね」とコメント下さったのが、とても嬉しかったです(^^)。それ故、とても印象的だったし、大事なことなんだな、と思っています。情動の脳に強い影響があったことで、強い好印象となって残っているようです。
記事の方は「ココロ」が全てを繋ぐ図を描いています。私は「ココロ」は全てを繋ぎつつ、コミュニケーションの基盤をも作っているのでは? と思います。