手打ち蕎麦 玄炊庵

早出町にある手打ち蕎麦の店、玄炊庵。

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店構えと内装からすると、比較的新しい印象。駐車場は結構広い。道を挟んだ場所に、どうだろう、10台は確保しているのではないだろうか。

メニューを見てまず印象的だったのは「蕎麦の食べ方」が書いてあること。

  1. 落語で言う食べ方はない→好きに食べろ
  2. わさびはつゆに溶かすな、蕎麦を食べる合間に少しのわさびを舌に乗せ、味をリセットしろ→わさびはチェイサー

というもの。特に後者は勉強不足で知らなかった。やってみると確かに面白い。溶かして食べるのもアリだとは思うが、このやり方もいい。ただ、わさびが「ちゃんとしたわさび」であることは前提に感じた。エスビーの練りわさびでは、マイナスを感じるやり方だろう。もちろん、玄炊庵のわさびは「ちゃんとして」いる。

本日頂いたのは「深山ぶっかけそば」。もちろん冷やし。蕎麦は冷やしに限る。玄炊庵で「深山」というのは、「挽きぐるみの太打ち蕎麦」らしいが。「挽きぐるみ」とはWikipediaによると皮の一部まで挽いてある事を意味するようだ。蕎麦の実は固いため、挽いた際に最初に出てくるのは中心に近いところで、回数を重ねるほど固い種皮に近い部分が挽かれるらしい。このぶっかけ、「揚げた蕎麦の実」がかなりの量で乗せてあるのだが、これが揚げたてのようだ。つゆをかけると、これら「揚げた蕎麦の実」がパチパチと音を立てる。食べればカリッとした食感の「揚げた蕎麦の実」が美味い。そして熱いということは全くない。温度も調整しているかもしれない。このカリッとした食感、食べ終わるまで失われない。

また行こう。