視点

ダイソンのデザインはどう決まったか? というところは非常に痛快です。(^^)

記者:(デザインに対する視点からポストモダニズムを引き合いに出して、そこへの賛同であるかと問う)
ダイソンさん:いいえ、ゴミが一杯になったらわかるようにしただけです

と難しく考えがちになるところを、非常にシンプルな理由で決めているところがすごいと思います。
感情は受け手側が生成している、という考え方は、最近の科学者は当たり前的な理解をされているようです(セミナーにて曰く)。自分もエンジニアであるが故に、仕組みや原理を考えがちです(エンジニアは仕組みにこだわる)。しかし、物事、難しく考えて、難しい仕組みを作ったからといって、多くの人が必要なもの・欲しいものとなる訳ではありません。作る側はもっと謙虚に使う人のことを考えて考える必要があるでしょう。シーズ指向/ニーズ指向という見方が良く言われますが、それよりもユースフル指向とでも云うべき視点で持って物を考えれば、より多くの人が喜ぶものができるのでしょうか。MOOGさんは常にそれを考えておられたと感じました。セミナー出て良かったです。はい。(^^)